7月2日(木),今日は東海地方は梅雨の一休みとなりましたが,関東方面ではかなりの豪雨の地区もあったようです。
この季節は突然の雷雨もありますので,十分に気を付けてくださいね。
さて,校内を見て回っているといろいろと面白いものに出会います。
4月から6月の初めまでは,トイレのスリッパもきれいに並んでいる日が多くありました。
1,2年生もきれいにスリッパの整頓がされていました。
みんななかなかやるなあ。
5年生の階でもいつもこんな感じでスリッパがそろえられていました。
どのトイレをのぞいても,この掲示物に出会います。
「はきものをそろえる」ということです。
私の大好きな詩の一つです。
石ヶ瀬っ子のみんなは,当然,見なくても言えるよね。
せっかくなので,もう一度,読んでみましょう。
はきものをそろえると 心もそろう 心がそろうと はきものがそろう
ぬぐときに そろえておくと
はくときに 心がみだれない
だれかが みだしておいたら
だまって そろえておいてあげよう
そうすればきっと
世の中の人の心もそろうでしょう
藤本 幸邦(ふじもとこうほう:長野県円福寺住職)さんの詩です。
すてきな考えですね。
こんなふうにみんなが幸せな世の中になってほしいです。
(無料イラストより)
こちらは,ついこの前まできれいに並んでいたトイレのスリッパです。
あれっ,元気がいいですね。
スリッパが勝手に踊り出したのでしょうか。
この詩の考えを脚下照顧(きゃっかしょうこ)といいます。
「自分の足下を見よ,自分の行いを見よ」,という戒(いまし)めの言葉です。
人のことを悪く言う前に,まずは自分の言っていることや行動を見つめ直しなさい,という意味です。
友だちのことを怒りたくなったとき,自分はどうだったかなとふり返ることも大切です。
(無料イラストより)
くつばこやトイレでくつやスリッパが脱ぎっぱなしになっていたら,
黙(だま)ってそろえておいてあげる。
となりのくつやスリッパをそろえてあげる。
それだけで,心が落ち着きます。
もし,自分が始めたこの運動がみんなに自然に広がり,
知らないうちに石ヶ瀬っ子のみんながやっていたら,すごくないですか。
はきものをそろえると心もそろう,そんな気がします。
一度,トイレに張ってあるかわいらしい,お地蔵さんの詩を読んでみてくださいね。
(無料イラストより)