低学年と高学年で一クラスずつ、公開きくトレを行いました。
本年度、吉田小学校では「訊く(きく)力を意識させる学習活動の工夫」を研究しています。その「訊く力」を育成するトレーニングが『きくトレ』です。
【高学年】Yes but トーク
テーマ「今日の夜、家族で外食するとしたら、焼き肉がいいか、お寿司がいいか」(テーマも児童が意欲的に取り組めるものを考えています)
❶教師から、きくトレの内容、ルールを伝えます。
❷どちらがいいか、自分の考えを決めます。じっくり考えます。その後、じゃんけんで勝った人が自分の決めた「焼き肉」か「お寿司」を選ぶことができます。
❸じゃんけんで役が決まったら、自分の意見を理由も含めて話します。聞いている人は、「その意見も確かにいいけど、〇〇じゃない?」と自分の意見を言います。
A「私は焼き肉がいいです。いろいろな種類のお肉があるからです。」
B「確かに、お肉の種類はたくさんあって選べるけれど、お寿司の方がヘルシーで健康にいいよ。」
C「「お寿司はヘルシーだけど、焼き肉屋だとうどんも食べられるよ。」
相手の話を訊いて、会話がどんどん広がります。
【低学年】おともだちにしつもんしよう。先週に引き続きのテーマです。
❶ペアでじゃんけんをして、勝った人が負けた人に質問をします。負けた人は質問に答えます。
「ごはんは好きですか。」「はい、すきです。」
「どうしてですか。」「おいしいからです。」
❷みんなの前で、発表しました。
毎週金曜日のきくトレを通して、児童に訊く力が育っていき、「話したい。」という温かい雰囲気のクラスになっていくことが理想です。そして、お互いの意見をつないで「深い学び」ができる授業の基盤づくりをしていきます。