昨日、大府市役所で、大府市学校保健会総会が開かれました。この会は、大府市の学校保健の向上を目途し、その趣旨徹底を図るためのもので、学校医・学校歯科医・学校薬剤師の皆様、各学校の校長、保健主事、養護教諭で構成されています。学校保健会総会後、「子どもの近視を取り巻く現状とその予防について」という演題で、講演を聴きました。
近視は低年齢化が進み、裸眼視力1.0未満の小学生は、1978年では16%だったのが、2020年には37.5%と2倍以上に増えているそうです。そして、2050年には全世界の人口の約半数が近視になると言われているそうです。近視は緑内障や網膜剥離などの発症リスクを上昇させ、高齢期に視覚障がい者が急増する懸念があり、子どもの近視をいかに最小限にするかが課題となっています。
コロナ禍で、「自宅でのオンライン学習の導入」「デジタル機器の使用時間が長時間化」「外遊びの減少」により、近視の増加が影響をうけていると考えられています。
「目」のために、
・1日2時間外に出よう!(通学時間や体育の時間も入れてOK)
・デジタル機器を使うときは20~30分に1回は遠くを見るなどして目を休めよう!
・ぐっすりよく眠ろう!
と教えていただきました。また、デジタル機器を少し離して見ることも、目には大事だそうです。
最近は「デジタルデトックス」という言葉も聞かれます。一生使う「目」です。大事にしていきたいものです。