<教育委員会告示>
これからの時代を生き抜いていくために必要な力とは何かと聞かれたら、どのような力と答えますか。これからは、知識を積み上げ記憶するという能力はもはや強みにはなりません。過去の知識だけでは新しい時代には対応できないからです。これから必要なのは、知識や経験をどう組み合わせて、どう使うか考える能力です。これこそがこれからの時代を生き抜くために必要な力です。
中学校を卒業すると、それぞれに自分で決めた道に進みます。そこで新しい場面に出会ったときこそ、今までの知識や経験をどう組み合わせどう使うかを、自分で考え、自分で行動をして、自分を高めていってください。
<校長式辞>
これからの人生も、3年間のように、季節が巡りっていくことでしょう。
その中で、不安を感じたり、もがき苦しんだりしたとき、「自分は困っている」「不安に思っている」ということを外に出していいのです。「助けて」といってよいのです。
そうすることで、あなたに共感してくれたり。智恵を出してくれたりする人が必ず現れます。また、また、逆の立場になることもあるでしょう。
それが本当の「自立」です。かけがえのない自分のまわりにはかけがえのない家族、友人、先輩、地域の方々がいることを忘れないでください。
そして、一つ一つのことを自分の意思で決定して行動し、そこにある喜びや失敗から具体的な教訓を学び取り、焦らず、慌てず、一歩ずつ歩みを進めていってほしいと思います。
「幸せ」というのは、自分自身で道を切り開いていくことで見つけられるものなのです。希望をもって前に進んで行くことが大切です。みなさんが、そんな人生を送ってくれることを祈っています。
<送辞>
生徒会活動でも、学年を越えて優しく接してくださった先輩方。いつも笑顔で楽しそうな姿は僕たちに元気を与えてくださいました。一方で、話し合いや総会などの場では、真剣に考え、意見を発表し、より良い企画や学校になるよう一生懸命取り組んでいらっしゃいました。「次はできる」と、常に前向きに困難に立ち向かうその姿は、僕たち在校生の目標です。これまで二年間、さまざまな場面で僕たちを導いてくださり、ありがとうございました。
<答辞>
卒業生のみんな。今までありがとう。いよいよ大府中学校を旅立つ日がやってきました。辛いことも大変なこともたくさんあったと思います。ですがその分楽しいこと、嬉しいことも多かったのではないでしょうか。私たちはこれから別々の道を歩んでいきます。
未来は誰にも分かりません。でも未来を作るのは自分自身です。後悔のないように、さあ勇気をもって、大きく一歩踏み出そう。輝かしい未来が、あると信じて。
とうとう思い出深い三年間が終わろうとしています。三年前の入学式とは比べものにならないほど体育館は華やかになりました。世の中は進んだのです。私たちも進まなければなりません。素晴らしい未来を求めて。さようなら、大府中学校。そしてありがとう。