今年は十二支では子年です。モチーフとなる動物はネズミなので、ネズミの出てくる本を冬休みに北山小図書館で探しました。広い心を持っているネズミとライオンのお話を見つけたので始業式で紹介しました。イソップ物語の「ライオンとネズミ」です。
どんなに力がある人でも誰かの力を借りなければならないときがあります。ライオンが逃がしてくれた恩を忘れなかったネズミは、ライオンを助けて恩返しをするお話です。勇気を振り絞ったネズミも、小さな獲物を放してやったライオンも心がとても広いです。
話は変わりますが、子年は十二支の最初の年であり、すべての始まりと未来への可能性を秘めていると言われます。２０２０年は、可能性のある未来に向かって伸びる年です。では、伸びるためには、どうすればよいでしょうか。「学ぶ」ことが大切です。十分な学習機会があるのに学びを止めてしまうことは、自分の将来の生き方や可能性を閉ざしてしまうことにつながります。今までのレベルではなく、高いレベルを目指して学んでほしいと思います。本をたくさん読むことも必要ですし、授業中に皆と学び合うことも大切です。ライオンとネズミのように広い心をもって友達と助け合いましょう、学び合いましょう。
北山小の７０３名が、広い心をもって、学び合い、高いレベルを目指して、本番だけでなくそれまでの過程を大切にして、卒業式や修了式を迎えられることを願っています。


尾張教育研究会書写コンクールの表彰披露もしました。