6月15日(月),今は
コロナウィルス感染症で大変な時期ですが,最近は地震も日本国内でたくさん起きています。
東日本や東北では,少し大きめの地震が起きており,心配が後を絶ちません。
中部地方でも長野県や岐阜県などでも起きています。
東日本大震災,阪神淡路大震災ともにこの地で経験をしました。
こんなに離れているのに,とても長い時間揺れていたのを今でも覚えています。
地震はいつ来るか予想がつきません。
普段からしっかりと準備をしておくことが大切です。そこで,今日は地震の避難訓練を行いました。
命を守るための訓練としての避難訓練です。
朝会での話で,今日の訓練は,「命を守る」訓練であることを伝えました。
避難訓練が始まる前に,私からあいだみつをさんのメッセージを送りました。
「いま ここにしかない わたしの いのち あなたの いのち」
今日の命を守るために一番大事なことは「話をしない」ことです。
そして,指示にしっかりと従って動くことです。
教室では,担任の先生の指示を受けて,みんながすぐに机の下に身を隠しました。
ただこのとき,少し話をして注意されていた人がいたことを私は見つけました。
命を守らなくてはいけないときに,大切な指示が聞こえないようでは困ります。
おどろくことはあっても,静かにして避難する準備を心がけましょう。
次の指示で素早く外への避難を開始しました。
このときはみんなとても立派でした。
「お・は・し・も」をしっかり守って静かに避難しました。
コロナウィルスの影響もあり,少し距離をとって避難することも意識できていました。
とてもよい心がけです。
運動場へ全校児童が避難を始めました。
それぞれ密になりすぎないように気を付けて避難しました。
頭に教科書などを載せて,校舎のかけらなどから頭を守る行動も,とてもしっかりできました。
みんな静かに外に集まることができました。
石ヶ瀬小学校のみんなはとてもよい習慣が身についていると思います。
訓練をいい加減に考えず,こうやって一つ一つの訓練に真剣に取り組むことが,自分の命を守ることにつながります。
全校児童が集まるとこんなに広い運動場でもかなりの人数です。
みんなが密にならないように間隔をとって集まりました。
最後に係の先生からのお話を聞きました。
全員がそろって人数の最終確認ができるまでに約9分がかかりました。
今回はコロナウィルスの影響で,距離をとりながら避難したため,並ぶ場所もかなり苦労しました。
やってみないと分からないこともあります。
避難訓練に合わせて,先生たちも大切な書類などを外へ運び出しました。
大切な家庭との連絡カードです。
そして,万が一けがをする人がいるといけないため,保健の先生が担架を持ち出してくれました。
最悪の場合を想定して訓練を行います。
だからこそ,命を守るための訓練には真剣に取り組んでほしいのです。
北館の1階の廊下には,地震の避難について掲示がしてあります。
地震はいつも授業中に来るとは限りません。
そんなとき,この掲示物を見ておくとどうすればいいのかよく分かります。
場所によって避難の仕方もいろいろと変わります。
あせらずあわてずに行動するために,一度見ておいてくださいね。
そのとなりには,なぜ日本ではこんなに地震が多く起こるのか,そのメカニズムについて書いてありました。
詳しくは中学校の理科の授業で習いますが,知っておくと勉強になりますよ。
ちなみに私も理科の先生です。
少しは説明できますよ。
自分の命,みんなの命をしっかり守れるように普段から気を付けていきましょう。
この訓練のおかげで,東日本大震災では岩手県釜石市の小中学生の多くの命が救われました。
昨年はその会場でラグビーのワールドカップも行われました。
地域で団結できるすてきな人たちが住んでみえる町です。
今度,時間のあるときに紹介しますね。