6月18日(木),今日は大放課前から雨が降り始めたため,コンピュータ室は大にぎわいでした。
今日の大放課のコンピュータ室は,5年生の利用できる時間になっていました。
大府市ならではのICT環境です。
大放課を使って,キーボードの入力練習ができるようにコンピュータ室を解放しています。
キーボードの入力練習のアプリを活用して,こつこつ積み上げてキーボードの入力になれていきます。
ものすごい集中力です。
授業中なら「あっ,校長先生!」と声をかけてくる人がいるぐらいですが,誰も見向きもしません。
これぐらいどの教科の授業にも集中していけば,みんな天才になれるかもしれません。
それにしてもこんな真剣に集中した顔,この3週間の授業であまりお目にかかっていません。
みんな競い合うようにキーボードの入力練習に励んでいます。
小学校では,プログラミング学習の推進が進んでいます。
環境はかなり整ってきています。
様々な教科の授業でICT教育が,今年度中には行われていくことでしょう。
しかし,私はその中でも彼らの存在が気になりました。
みんなが一生懸命に取り組んでいる様子を見守っている児童たちがいました。
聞くと情報委員だそうです。
5年生だけでも160人はいます。
当然他にもコンピュータ室を使いたい人はいます。
しかし,今の環境ではここにあるコンピュータの数の人しか,楽しむことができません。
この4人の係のすごいところは,みんなが楽しくできる環境をしっかり整えているところです。
そこで,後から来て人がやりたくて入り口で待っていると,少し早めに来た人をしっかり頭に入れておいて,
「他にもやりたい人がいるので替わってあげてください。」と声をかけていたことです。
いくら係でも,なかなか勇気を持ってここまでは言えません。
素晴らしい責任感とみんなからの信頼の高さを感じました。
情報委員さん,すごいです。
それだけではありません。
その後,委員に頼まれたらすぐに順番を替わってくれた2人の5年生もすごいです。
相手の気持ちを考えての思いやる行動,すてきでした。
私の心の中では,コンピュータでがんばる人もすごいですが,もっとすごかったのが,この情報委員さんと替わってくれた人がいたことです。
小学校でこんなすてきな場面に出会えるとは,今日はなんていい日なんだ!
(無料イラストより)