児童は、運動場に避難した後、2つに分かれて体験活動に取り組みました。1・3・5年生の体験が「煙体験」でした。
署員の方のお話によると、火災時に亡くなった方の多くは、煙を吸い、一酸化炭素中毒で命を落としているそうです。「火よりも怖いのが煙」だとおっしゃっていました。
煙をできるだけ吸わず、煙が充満する部屋から脱出するために大切なのが、ハンカチで口を覆い、鼻から吸って口から吐く呼吸と、壁に手を置き、壁つたいに移動すること。
体験用の煙でしたが、家庭科室内では数メートル先が見えない状況でした。体験用の煙は無害でバニラ味。でも、部屋の中でバニラ味を感じたとすれば、それは煙を吸ってしまっているということ。命に関わるバニラ味です。